と藍が報告した通り、闇討ちの人員を義母は屋敷に送ったのであるが、相手は少ない、たった三人である、そして専門家ではあったが藍に比べればそれほど大した相手では無かったそれらは屋敷の屋根に降り立ち、入り込む隙を伺っていた屈んで屋根板を外す作業を始めた、手際は悪くないそこまで観察してから藍はその人に近づいて小太刀を無造作に相手の面前に突き出したまるで暗闇の中から刀だけヌッと出てきた様に感じる程藍の接近に気がつかなかった、それほどの隠密の業なのである刀を突きつけられそこでようやく敵、お宝がぞうを掴みかかるエルゥ...